今回は蓄電池の寿命についてのお話をしていきます。
▼蓄電池に寿命はあるの?
何度も充電して使うことができるのが蓄電池であるといった認識では無いでしょうか?
しかしいくら充電式だからって、永遠に使い続けられることはありません。
蓄電池には、充電を使ってまた充電してという「サイクル回数」と、およその「使用年数」での寿命の表し方があります。
蓄電池の種類によっても寿命は様々です。
▼種類別のサイクル回数と使用年数
充電池には鉛蓄電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、NAS電池など様々な種類があります。
しかしそれぞれ異なった特徴があり、サイクル回数と使用年数がに当然違いがあります。
■鉛蓄電池
最も古くからある蓄電池で、現在でも身近なものでは車のバッテリーなどの大きな電力が必要なものに使用されています。
サイクル回数3,150回
使用年数17年
他の蓄電池の中でも一番長い寿命を持っているというのが特徴です。
■ニッケル水素電池
乾電池・アルカリ電池の代替え品としての使用が主になります。
サイクル回数2,000回
使用年数5~7年
高温・多湿に弱く充電池の中でもあまり長持ちするものとは言えません。
■リチウムイオン電池
ノートパソコンや携帯電話に使用されます。
サイクル回数は3,500回
使用年数は7~10年
充放電を行い、適切に使用することが大事と言えます。
昨今、このリチウムイオン電池の需要は高く、寿命においても今後期待できると予想されています。
■NAS電池
工場や大きな施設などで使用されます。
サイクル回数は4,500回
使用年数は15年
長寿命、エネルギー密度としても大変優秀な蓄電池と言えます。
▼まとめ
蓄電池と言っても、様々な種類があり、それぞれに寿命も違います。
今後の蓄電池の重要性が、蓄電池の寿命も左右される事になりそうです。
弊社でも用途にあった蓄電池を、寿命なども考慮した専門的な目線でお客様へのご提案をさせていただきます。